横浜のサイクリストは、ここの前を通る人、多いとおもいます。
ここから北へ向かうと、第一京浜、第二京浜。
ここから南へ向かうと、湘南や三浦。
一種の道標ですね。
わたしもサイクリングのときは、よくここの前を通ります。通るたびに「そういえば、自分はもともと、船乗りになりたかったんだよなぁ」と、昔を思い出します。
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私は小中高と、ボンヤリ生きてましたので、将来なりたい職業というものがありませんでした。なので大学受験が近づいてくると、受験する大学や学科を選ぶのに、ずいぶん困りました。
そんななか、東京商船大学という大学があるのを知り、そこに進学して船乗りになるのが、自分に合っているように思われました。大きなタンカーやコンテナ船にのり、大海原をのんびり航海するのが、自分らしいな、と。
ただ、調べてみると、航海士になるには、裸眼で0.1以上が必要で、私の視力では無理だとわかり、それで東京商船大学は受験しませんでした。
その後、一年浪人したあと、別の大学に進学し、別の道を歩んで今に至ります。
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サイクリングするようになってからは、本牧ふ頭などの港湾地域をよく走りました。道が広く、カラッとした雰囲気が好きでした。ロングライドするようになってからは、海まで走るようになりました。
海沿いや港湾をよく走るのは、開放的で気持ちが良いからですが、もしかしたら本当は、船乗りになりたかった気持ちが少しまだ残っていて、実はそのせいかなぁ、なんて思ったりします。
というわけで、日本郵船歴史博物館の前をとおると、少し胸がチクッとします。自分には別の人生があったかなぁ、なんて。
今の人生と、別の人生と、その隙間を埋めるためにサイクリングしている、ってところが私にはあるかもしれません。サイクリングしてると、大海原を走っているような気持ちになれて、それが好きなんでしょうね。
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で、日本郵船歴史博物館についてですが、中に入ったことはありません。なので、どういう展示とか、ぜんぜんわかりません。なんかスミマセン💦 個人ブログなのでご容赦ください😁
(おしまい)