
河川敷CRを走ってると、よく、カメラを構えてる人を見かけます。
何を撮ってるのかなぁ、と望遠レンズの先を見ると、鳥を撮ってる人が多いみたいです。たしかに、河原の鳥って、なんか惹かれますね。CRで見かけると、この鳥は、何を考えてるのかなぁって、想像したりします。たぶんエサのことを考えてるんでしょうけど、哲学的な瞑想にふけってる感じもして、鳥って、おもしろいなぁって思います。
私もときどき、河原の鳥をスマホで撮ります。でも、スマホのカメラだと、うまくないですね。iPhoneだと良いのかなぁ。私のは激安スマホなので、ピントがボケボケです。
河川敷CRを走ってると、ときどき、甲羅干ししてる亀を見かけます。川を下って、海までいくと、トンビが飛んでます。サイクリングの世界は、いろんな動物がいて、たのしいなぁ。
*******************
そういえば、幼いころ、親につれられて、よく、上野動物園に行ったなぁ。あの頃は、まだ、水族館もあったんですよね。動物や魚が大好きでした。
そんな幼いころ、母から「将来の夢は?」と聞かれて、「動物園の飼育員さん」と答えたことがありました。母は、否定も肯定もしませんでしたが、一瞬、表情がこわばったような気がしました。「動物園の飼育員になりたいというのは、褒められた答えではないのだな」と感じ、それからは、将来の夢をきかれても、違う職業を答えるようになりました。
あの頃、テレビではよく、ムツゴロウ王国の番組がありました。ムツゴロウ王国が、私は大好きだったのですが、父も母も、あんまり楽しくなさそうでしたね。なんだか、ムツゴロウさんを、気の毒な人をみるような目で見ていた気がしました。いい歳をした大人は、動物とたわむれたりしないのだ、という空気を、なんとなく感じました。そんなふうに育ったせいか、私はいままで、ペットは飼ったことがありません。
ところで、大学生になって、私もイッパシに麻雀をうつようになり、ある日、麻雀雑誌でも読んでみるかと、買って読んだところ、なんと、紙面にムツゴロウさんの姿がありました。ムツゴロウさんって、ハンパない強豪雀士だったんですね。これには驚きました。動物とジャレ合っているイメージが、一気に吹き飛びました。ムツゴロウさんには、表と裏の顔がある! ムツゴロウさんは、ぜんぜん大人だった! そこらの大人なんか、比較にならないほどの大人だ!! そんなふうに感動しました。
*******************
私が子どものころは、野良猫はふつうにいて、野良犬もちょいちょいいましたね。いつのまにか、野良犬は消えて、猫は室内飼いが普通になりました。世の中から、動物の影が、うすくなったような気がします。でも、サイクリングしてると、まだまだいろんな動物がいるんだなと、少し安心したりします。
サイクリングしてて、河原の鳥を見かけると、この鳥は何を考えてるのかな、なんて想像したりしますけど、もしかして、鳥のほうも、この人間は何を考えて走ってるのかな、なんて想像してたりして。なんとなく、あんまり違わない気がするのですよね、人も鳥も。そんなふうに感じるのは、サイクリングばっかしてるせいで、幼かった頃の自分に、戻りつつあるのかなぁ、なんて思ったりします。
(おしまい)