サイクリングでの事故やケガの話って、私はなるべく読むようにしています。そういうニュースやSNSの書込みを読むと、背筋がヒヤッとして「気をつけて走ろう」って思えます。明日は我が身。気持ちがシャキッとします。読む薬ですね。
というわけで、私のケガした話も、誰かの薬になるかもですし、ちょっと書いてみようと思います。
!!!!!注意!!!!!
ケガ(擦過傷)の画像が出てきます。
苦手な方は戻ってくださいね。
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あれは秋の夕暮れでした。日が陰るのがだんだん早くなる季節で、ロングライドの帰り、第一京浜を走っていて、あたりはかなり暗くなっていました。もうすぐ家に着くという頃、ふと「テールライトはちゃんと点灯しているだろうか?」と気になりました。私が使っているテールライトは、明るさセンサ付きのタイプですので、暗くなると自動で点灯するのですが、それがきちんとついているか、気になったのでした。
本来なら、信号で停まった時などに確認すれば良いのですが、横着な私は、走りながらそれを確認しようとしました。上半身を起こし、半身をよじり、右手をライトにかざして、赤い光がちゃんとついているかを確認しようとしたそのとき、突然ハンドルが「グラグラグラグラ」とアンコントロール状態になり、体が前方に放り出されるように落車しました。
「あ、やべ」と思うのと、アスファルトに叩きつけられるのが同時でした。叩きつけられながら、背筋にチカラをいれてのけぞり、ボディを犠牲にしてでも頭や顎や顔面を強打しないようにしたのを覚えています。起き上がるとすぐ、後続の車に轢かれないよう、歩道に退避しました。
私はいつもノーヘルなのですが、このときは幸いなことに、頭は打ちませんでした。顔面も平気でした。メガネも割れずに顔にかかってましたし、後続の車に轢かれることもありませんでした。第一京浜は夜でも交通量が多いですし、夜ならなおさら視界が悪いですし、轢かれても文句いえない状況だったと思います。本当に運が良かったです。
帰宅して、体の傷を確認したところ、左腕に二箇所、左肩に一箇所、擦り傷がありました。Tシャツは肩のところに穴があいてました。傷はヒリヒリいたかったですけど、事故当日は普通に我慢できるくらいの痛みでした。
ただ、事故の翌日からは、痛みが酷くなって、苦痛に感じるようになってきました。ほんとケガってイヤですね。いい大人が何やってんだかって感じです。
こんな感じでケガはだんだん治ったのですが、治った肌は白いのですよね。夏のあいだに日焼けした肌にくらべて、色が白いです。今もまだそういう状態ですので、夏、またコンガリ焼くしかないですね。
事故のとき、なんで突然ハンドルがグラグラグラグラッとしたのかは、よくわかりません。小石でも踏んだのか、グレーチングにはまったのか、前輪が縁石に干渉したのか、色々考えられますけど、その瞬間わたしは半身をよじってテールライトを気にしていたので、本当のことはわかりません。ただ、半身をよじる姿勢が、自分が思ったよりムリな体勢だったこと、つまり、もう40代ですし、体の柔軟性が想像以上に失われていることが判明したのが、今回の教訓かなと思います。自分が若かったら落車しなかったかなぁ、なんて思いましたけど、年は年ですし、年相応に、おとなしく安全運転を心がけようと思いました。サイクリングで、ケガをすることほどツマラナイものは無いですものね。皆さまも、どうぞご安全に。
おわり